第一篇:日本语文学
日本語文学 『蠅』の矛盾を指摘しよう。そもそも『蠅』とは、人間と蠅とにおける生死の対比と転換をテーマとした作品である。その上で、生命のはかなさや運命の不条理さまでも醸し出してはいるが、やはり注目すべきは二者(人間と蠅)の立場の様相であろう。まず初めに、この作品は蠅の危機から始まる。くもの網に引っ掛かるという、いわば死を内包している状況である。この時、人間たちはまさに生を象徴している。何故なら、農婦は急ぎ街へ行きたいという強い願望ゆえに生を暗示し、若者と娘は逃げ続けるという事で死を否定し、御者と親子と田舎紳士はその安穏ぶりを用いて静かな生を形作っているからである。これらの事は最後の場面からも推測できる。終盤に、崖から転落した馬車内の人間と、悠々と飛び立った蠅。この時、人間たちはまさに晴天の霹靂の如き死を、蠅は生き生きと躍動する生を示している。実に、二者の立場(生と死の)が対比したままで、最初と最後の間で転換したに違いない。つまり、こういう事である。人間は生から死へと描かれており、蠅は死から生へと描かれている。見事な動的対立関係である。だが、一つだけ妙である。蠅一匹がくもの網に引っ掛かる程度の事が、はたして死を暗示する要素になるだろうか。いやいや蠅から見れば自身の生命の危機だろう、成程、蠅視点で考えるならば確かに死を意味している。しかし、それだとある矛盾が生まれる。蠅はくもの網には引っ掛かるが、自力か運か、とにかく脱出しているのである。これは危機よりの生還、換言すれば九死に一生である。はたして、命からがら生き延びた時、その者は生と死と、どちらを強く実感するだろうか・・・生である。命ある喜びを噛み締める事は無論であろう。要するに、序盤の蠅は死を意味する事に失敗している。これは間違いなく生である。ここで動的対立関係が破綻しているのである。
従って、自分ならば序盤で蠅は助けない。くもの網自体を最初から馬車に付着していたものとして、蠅はずっと捕われたままだったとする。終盤に、崖から馬車が落ちる時、その振動で蠅はくもの網から初めて脱出でき、そのまま大空へ飛び立って行った、とする。これでこそ、真の動的対立関係へと帰結するであろう
伊豆の踊り子
第一高等学校の二十歳になる学生(私)が伊豆へ一人旅をし、天城越えの途中、峠の茶屋で旅芸人の一行と出会います,学生は、一行の中にいた年齢よりも少し大人びた一人の踊子に次第に魅かれていきます,下田迄の道中を楽しく共にしましたが、旅費の都合で止むなく下田港を後にするという、踊子との惜別の物語です。
孤独になった事による自己嫌悪と自己憐憫を癒すため、伊豆へ旅に出た学生が、旅芸人の踊子達と一高生という階級格差を超えた生身の人間同士の交流を通して、人の温かさを肌で感じ、作品のテーマである「孤独根性」から抜け出すまでのストーリーです。20歳の「私」は自分の性質が孤児根性で歪んでいると厳しい反省を重ね、その息苦しい憂鬱に堪え切れないで伊豆の旅に出る。旅芸人の踊子達と一高生という階級格差を超えた生身の人間同士の交流を通して、青年が人の温かさを肌で感じ、作品内にある孤児根性から抜け出せると感じるに至る。
魔法のチョーク
「(人間に対して押し迫る壁に対して)安部公房君が椅子から立ち上がって、チョークをとって、壁に絵を描いたのです。」
「精神の生活は個々に安部君のチョーク的に必然の形式を取る。それが現実の生活と相似の形態に固定していないのは、安部君が精神の運動に表現を与えているからです。この形式において、この仕事は現実の生活上に普遍的な意味を持つ。すなわち世界観が出来上がる。」「世界も空虚、自我の内部も空虚――あるいは世界も自我の内部も、ともに固い壁で閉ざされている――ということは、同時に世界も自我の内部もともに未来に向かって(未来に向かってのみ)無限の可能性をはらんでいる場であり――あるいは、ともに突破し、変革すべき対象でしかない、ということである。」
棒
あらすじ:この作品は主に三つの場面で構成されている。始めは主人子が駅前デパートの屋上から墜落して棒になって、くぼみに刺さったままでいると言う場面。次は、二人の学生と先生は棒を発見して、研究し、刑を言い渡す場面。三つ目は父を叫んでいる子供が駆けていくの場面である。
平凡な人として生きていく
最初、この小説を読んだあと、つまらなくて分かりにくい気がした。でも、何回も読んだら、作品に隠した人を激励すると言う気持ちが分かれるようになった。
これはただごく一般的な棒である。太さはちょうどいいので、握り心地がよいだ。そして、表面に割目が入っている。この棒の運命はどうなるか分からないが、人間に発見されて重要な役を果たす可能性もある。だから、希望に満ちて生きていくべきだ。
われわれ人間もただ広い生物圏の一員で、とても平凡な一員である。でも、決して自分の役を軽視できない。どんな状況の中でも、必ず人間としてちゃんと
生きていくのだ。最後、父を叫んでいて駆けていく子供も平凡だ。子供は希望を象徴している。それで、平凡な人間にしても、自己否定過ぎることができない。自分の役を発見して発揮することこそが重要なことだと思う。
顔の中の赤い月
第二次世界大戦後、社会改革や戦争などの影響にあたえられ、日本文壇に新しい文章を書く気風がたえずうまれ出る。1945年後、戦敗国としての日本は、社会も政治も大きな変化になった。「民主主義文学を創造し、普及しよう」というスローガンを呼ばれ、戦後派文学が表れた。それでは、その文学流派がいだい如何な特徴あるのか。その時代に代表的な作家としての野間宏とかれの代表的な作品の一つ――『顔の中の赤い月』はどうな特徴があるのか。その作品を読んで、この問題を簡単に検討してみよう。
『顔の中の赤い月』は北山年夫と堀川倉子の愛の進め明るい筋と、倉子の顔の中の斑点から北山の心の中の斑点を引き出し、人性の利己主義と日本軍国主義の批判を暗い筋とする。戦後、日本人が不安になった。小説に出る北山、倉子、片岡三郎などの全部が戦争の犠牲品である。戦争がなければ、彼らは幸福な家があるかもしれない。でも、現実として、倉子は夫を失って、顔の中にいつも「一種の苦しげな表情があった」。北山年夫はよく死んだ中川二等兵や愛されている女職員が思い出す、苦しげな生活を渡す。復員の片岡三郎は生活のため、正当ない仕事をしなければならない...これは全部戦争の恩だ。
それから、人間の利己主義を批判する。北山年夫はいつも同士としての中川二
等兵の死を思い出す、この時に、心の中に陰がある。中川が死んでいる時に、北山は助けなかった。自分の命を保つために、友達の死に無視になる。また、北山は女職員の愛を重視ではなく、精神の支柱として彼女を思い出すのも人間の利己的な根気を現れる。
北山年夫が倉子に対して愛が作品に表現する利己主義もまとめだ。彼は心の中の譴責を逃げるため、倉子の愛を正視する勇気がない。そして、最後に、二人の間に「ガラス」があるようなキャップがあらそうに、お互いに交流できなくなる。
城之崎にて 「小説の神様」と呼ばれているのだから、文章が悪かろうはずはないけれども、この小説には、「静か」と「淋しい」という言葉が何度も出てくるのには、驚いた。普通、言葉の重複は避けて、違う言葉に置き換えたりしたり暗に仄めかしたりするのだろうが、驚く無かれ、たった文庫本(新潮社)の9ページ強の長さの短編に、「淋しい」が7回。「静か」が8回も出てくる。淋しさの定義が、「本来あった活気や生気が失われて荒涼としていると感じること」だとすれば、生の失われた死骸や死というものは、まさに、淋しい感じがするものなのだろう。死という厳然たる事実の前には、饒舌はふさわしくなく、やはり、「静か」なものなのだろう。そこには、透徹した清潔さというものが感じられる。
あるものは偶然に死に、そして死ななかった自分は今こうして歩いている。感謝しなければ済まぬような気もした。しかし実際喜びの感じは湧き上が
っては来なかった。生きていることと死んでしまっていることと、それは両極ではなかった。それほどに差はないような気がした。いつ頃人は、死と生は背中合わせに同時期に存在していることに気づき始めるのだろう。高校時代には、全くと言っていいほど、感銘を受けなかった作品だが、今回読み返して、ひしひしと書かれている内容が伝わってきた。高校生じゃ、この話を「たとえ話」として理解できるだろうが、その本質を理解するのは、ちょっと無理じゃないかなという気がする。というか、生に陰りが出てきた中年以降是非読むべき小説のような気がする。
第二篇:日本语日常用语、
日本語らしい日本語、学日语的你会懂的,有时间看看吧
1.あいてる。你有空吗?Aiteru
2.あきちゃった。腻了!
Akichatta
3.あけましておめでとう。新年快乐!
Akemashiteomedetou
4.あげる。送给你。
Ageru
5.あせらないで。别着急!Aseranaide
6.あたった。打中了。Atatta
7.あたりまえのことだ。应该做的。Atarimaenokotoda 8.あっ。啊!
A~tsu
9.あった。有了!Atta
10.あつかましい。厚脸皮!Atsukamashii
11.あとでまたお電話(でんわ)します。待会再打给您电话。
Atodematao denwa
12.あなたと関係(かんけい)ない。跟你没关系。
Anatatokankeinai 13.あなたに関係(かんけい)あるの。跟你有关吗?
Anatanikankeiaruno 14.あなたね。你啊,真是的!
Anatane 15.あなたもね。你也是的!
Anatamone 16.あのう。那个……
Anou 17.あほう。二百五!
Ahou 18.あほくさい。傻冒儿!Ahokusai
shimasu
19.あまり突然(とつぜん)のことでびっくりしちゃった。太突然了,让人大吃一惊!Amaritotsuzen'nokotodebikkurishichatta
20.あやしいやつだな。这家伙真怪!
Ayashiiyatsudana 21.あら。天哪!Ara
22.ありがとう。谢谢!Arigatou
23.ありそうな事(こと)だね。这是常有的事。Arisounakotodane
24.あるよ。有啊!Aruyo 25.あれ。咦?Are
26.あんのじょうだ。不出所料!
An'nojouda 27.いいにおい。好香啊!
Iinioi
28.いいえけっこうです。不用了!
Iiekekkoudesu 29.いいがいがない。说也白说!
Iigaiganai 30.いいがたいね。很难说啊!
Iigataine
31.いいかげんにしろ。算了吧!
Iikagen'nishiro
32.よいご旅行(りょこう)を。祝你旅行愉快!Yoigo ryokou wo 33.いいじゃないか。不好吗?
Iijanaika
34.いいわけばかりだね。尽是些借口!
Iiwakebakaridane 35.いいわけだけだ。那只是借口。
Iiwakedakeda
36.いいのか。可以吗?
Iinoka 37.いいな。真好啊!
Iina
38.いい機会(きかい)だ。大好时机!Ii kikai da 39.いい天気(てんき)だね。天气真好啊!
Iitenkidane 40.意見(いけん)はない。我没意见!Iken hanai 41.いくじなし。真没志气!
Ikujinashi 42.いけない。不行!Ikenai
43.いそいでるところだ。我赶时间!
Isoiderutokoroda 44.いた。好痛!Ita
45.いったいどういうこと。到底怎么回事?
Ittaidouiukoto 46.いっしょに行(い)こう。一起去吧!
Isshoni
I kou 47.いってらっしゃい。你走好!(居家时对出门的人说)48.いってきます。我走了!(出门时对居家用的人说)49.いつはじまるの。什么时候开始呢?
50.いつでも立(た)ち寄(よ)ってください。请常来家里坐坐。51.いつ。什么时候?
52.いつのこと。什么时候的事? 53.いつまで。到什么时候结束?
54.いつまでもお幸(しあわ)せにね。祝你们永远幸福!55.いつもお世話(せわ)になっています。一直承蒙您关照。56.いまいましい。真可气!57.いま何時(なんじ)。现在几点了? 58.いやけっこうだよ。不用了。59.いや。不!60.いやだ。讨厌!
61.いやしいやつだ。讨厌的家伙!62.いやらしいな。真恶心!63.いらっしゃい。欢迎。64.いらっしゃいませ。欢迎光临!65.いらない。用不着!
66.いらないお世話(せわ)だ。多此一举!67.うそ。胡说!68.うそつき。你撒谎!69.うちこんでいる。很郁闷。70.うちまで送(おく)る。我送你回家。71.うまいね。好啊!
72.うまくいっている。进展顺利。73.うらやましい。好羡慕啊!74.うるさい。烦人!75.うれしいな。好高兴啊!
76.うれしくてならない。高兴得不得了!
77.うわさをすれば、影(かげ)がさす。说曹操,曹操到!78.ええ。嗯!79.えっ。是吗?
80.おあいにく様(さま)。不凑巧,真对不起。81.おい。喂!82.おいくら? 多少钱?
83.おいしそう。看上去很可口嘛!84.おかえり。你回来了!85.あなたのせいだ。都怪你!
86.おかげさまでうまくいきました。托您的福,一切很顺利!87.おかしい。真可笑!88.おかまいなく。您别麻烦了!89.おこらないで。别生气!90.おごるよ。我请客啦!91.おさきにどうぞ。你先来!92.おしまいだ。完了!93.おじゃまします。打扰了!
94.おっしゃるとおりです。正是您说的那样!95.おどろかさないで。别吓唬人!96.おねがい。拜托了!97.おねがいします。麻烦您了!98.おはよう。早上好!99.おひさしぶりです。久违了!100.おぼえてる。还记得吗? 101.おまたせ。让你久等了!
102.おまちどおさまでした。让您久等了!103.おめでとう。恭喜啊!104.おもしろいね。真有趣!
105.おやすいご用(よう)だ。小CASE啦!(小意思啦!)106.おやすみ。晚安!
107.おわびします。我向您道歉!
108.お会計(かいけい)お願(ねが)いします。买单吧!109.お会(あ)いできてうれしいです。能见到您,非常高兴!110.お願(ねが)いだから。求你了!111.お休(やす)みください。你休息吧!112.お急(いそ)ぎですか。您着急吗? 113.お供(とも)しましょう。我陪您去吧!114.お金持(かねも)ってるの。带钱了吗? 115.悪(わる)くないだろう。感觉还不错吧? 116.お口(くち)に合(あ)いますか。合您口味吗? 117.お手数(てすう)をおかけしました。真是麻烦您了。
118.いろいろ迷惑(めいわく)を掛(か)けました。给您添了很多麻烦。119.お住(す)まいはどちらですか。您住在哪儿? 120.お先(さき)に失礼(しつれい)します。我先失陪了。121.お粗末(そまつ)さまでした。没能好好招待您。122.お体(からだ)に気(き)をつけてください。请保重身体!123.お待(ま)ちください。请等一下。
124.お待(ま)たせして申(もう)し訳(わけ)ありません。对不起让您久等了。125.お待(ま)ちしております。恭候大驾!126.お大事(だいじ)に。保重!127.お元気(げんき)で。保重!
128.お宅(たく)のみなさまはいかがですか。您家里的人都好吗? 129.お達者(たっしゃ)ですか。您身体好吗?
130.お茶(ちゃ)でも飲(の)んでください。请喝杯茶吧。131.お茶(ちゃ)をどうぞ。请用茶。132.お腹(なか)がいっぱいだ。好饱啊!133.お腹(なか)がすいた。肚子饿了。
134.お腹(なか)一杯(いっぱい)になった。吃饱了。
135.お忙(いそが)しいところをどうも。多谢您在百忙中光临。136.お約束(やくそく)でしょうか。您有预约吗? 137.お連(つ)れしましょう。我带您去吧。138.お話(はなし)にならない。真不像话。
139.お話(はなし)をきかせてください。我想听听您的高见。140.かえるの子(こ)はかえるだ。有其父必有其子。141.かえるわ。我回去了。142.かけてみない。打赌吗? 143.かしこまりました。明白了。144.かっこいいな。好酷啊!145.ハンサムだね。好帅啊!146.かってにすれば。随便你吧。147.泣(な)かないで。别哭了。148.かねもちだね。是个大款啊!149.かまわない。没关系。150.がまんして。忍耐一下
第三篇:日本语N4范文
31机の上を片付けていたら、6年ほど前で止まっている自分の日記を見つけました 開くと、めちゃくちゃに書いただけの文字。読めな部分も多かったのですが、懐かしいことばかりでした。当時はつまらないと思っていた日々も、今読み返すと、いろんなことがあり、楽しかったんだなあと思いました。そして、たまには自分の気持ちを文章にするのも良いものだと思いました。
何年か先、その時の自分が どんなことを考えていたのかを思い出せるよう、また日記をつけてみようと思います。
32私の夢は人の役に立つロボットを作ることです。小さいころに見たのですが、地震や大水が起こったとき、人を助けるロボットやお年寄りのお世話をするロボットに感動しました。特に中学生の時、工場見学で労働者たちが厳しい仕事をしているのを見て、将来、工場用ロボットを作って人を助けたいと思いました。一人っ子の友だちは一緒に遊んでくれるロボットがいいと言っています。また勉強の嫌いな子は宿題ロボットがいいと言っています。それもおもしろいと思いますが、私はもっとまじめに考えています。
33先日、私たちの学校に日本人の留学生が見学に来ました。1日ですが、朝からクラスに女の子が二人やってきました。私の専門は日本語ですが、すらすらと話せないので、二人が話しかけてくれても、何を言っているのか理解できず、何でもいつでも「はい、はい」ばかり答えてしまいました。夕方に食事会でまた留学生と交流する機会がありました。私は勇気を出して話しかけてみました。身ぶり手ぶりを使って単語を並べたら、思った以上に意味が分かってもらえました。とても嬉しかったです。
34私の学校は給食がないので、お弁当を持って通学しています。毎朝、母にお弁当を作ってもらっていましたが、数人の友だちは自分で作っていると聞き、「かっこいい」と思いました。私も思い立ち、数日間、毎朝5時45分に起き、自分で作ったお弁当は何か特別のもののような気がして、いつもより味わって食べました。これからもできるだけ、自分でお弁当を作って登校しようと思います。
35私が高校受験の頃、冬になると、四畳半の勉強部屋は隙間から風が入ってとても冷えました。豊かな家庭ではなかったので、勉強部屋のためにストーブを買うことは考えられませんでした。しかし、親には心配をかけないように「寒いほうが眠くならないから、いいわよ」と気にしないふりをしていました。そんなある日、父が中古ストーブを手に帰ってきました。古いものですけれども、部屋中が温かくなりました。今、そのさび付いたストーブを見ると、懐かしさで胸がいっぱいになります。
36お風呂に入ってから、テレビを見ているところに、友だちが遊びに来ました。今度の土曜日に一緒に映画を見に行く相談をしました。午後は都合が悪いので、夜、見に行くことにしました。6時10分に始まりますから、10分前に映画館の前で会うことにしました。お食事はラーメンにしました。土曜日には遅れないで行くつもりでしたが、ちょうど出かけようとしたところに、電話がかかってきたので、予定より少し遅れましたが、映画の開始の時間に間に合ってよかったです。
37日本人は特に入浴が好きな民族だと言われている。どんなに貧しい家でも、どんなに豊かな家でも、夕方に風呂に入らなければち一日が終わらないことになっている。入浴はただ体をきれいにするためだけでなく、一日の疲れを取ったり、気持ちをよくしたりするためのものでもある。入浴は日本人の生活習慣でもあり、日本の文化の一つでもあると言えるだろう。江戸時代には風呂屋があり、人々の交流の場でもあった。今は各家庭に風呂があり、風呂屋のような「大衆浴場」の姿がだんだん見られなくなった。
38四月の入学式で、わたしは新入生の世話係をした。毎年、入学式のころになると、卒業生が記念に植えた桜が満開となって、新入生を迎える。桜の木の下に並べた受付のところで、わたしたちは新入生を迎える。親に手を引かれて、正門を入ってくる新入生たちは緊張と不安と期待とで、さまざまな表情をしている。わたしは「おめでとう」「お名前は?」「一年生になってうれしい?」などとやさしく言いながら、リボンをつけてやった。新入生のみなさん、がんばってね。新しい一日は今日から始まるからと心の中で言った。
39私はベトナム人で、仕事の関係で東京に来ているのだ。ベトナムの都市より東京のほうが人がずっと多い。どこに行っても、いつでも、込んでいて、特に朝の通勤電車に乗ることはたいへん苦労である。もう一つは生活費の高さに駕いた。前に日本の生活費が世界で一番か二番に高いと聞いたことがあるが、今度は実感した。まあ、東京の生活にもよい点がある。それはなんといっても便利さである。東京の生活に慣れるまで、頑張ろう!
40日本のロボット研究•開発•使用は世界でナンバーワンと言われている。2005年に愛知県で行われたEXPOでは、バイオリンが弾けるロボットの展示で、大きな人気を呼んだ。ロボットの研究をするために日本に来て、勉強する人もいる。最近のロボットは新しい技術を使って作られ、いろんなところに使われている。たとえば、工場で危ない仕事や長時間がかかる労働などをロボットがしている。でも、たくさんロボットを使ったら、人が仕事をする機会が少なくなってしまうという心配もあるらしい。どのようにロボットを利用するか、よく考えなければならない問題である。この文はどういうことを言っているか。1ロボットと未来 2ロボットと働く機会 3ロボットとEXPO 4ロボットと新しい技術
41近年、日本人の食事は大きく変わった。ご飯のほか、味噌汁、魚、野菜などを主な食べ物にした以前と違って、今ではパンや牛乳などをたくさん食べるようになった。冷凍食品などもスーパーで買うことができる。外国から輸入している食品もたくさんある。特に今の子どもたちはご飯よりパンが好きで、ハンバーガーやピザやスパゲティをよく食べる。肉も乳製品も多く食べている。食事か豊かになって、身長の平均はずいぶん高くなった。しかし、食事の変化は、人々の健康にも悪い影響を与え、昔ではあまり見られなかった病気が多くなってきた。
新しい病気が出てきたのはなんのためか。1昔と変わりない食べ物を食べ続けたから 2昔の食べ物と今の食べ物と一緒に食べたから 3体を壊す食べ物をたくさん食べたから 4西洋料理をどんどん食べたから
42私が日本の会社で働いている家内の世話をするために日本に来ている中国人です。先日、中国のシャンハイに住んでいる娘に小包を送りたくて、郵便局へ行きました。郵便局は大変込んでいました。局員は紙に一枚わたしに渡して、「すみません、必要なことをこの紙書いてください」と言いましたが、わたしは日本語ができないので、たいへん困っていると、わたしの後ろに並んでいた日本の方が声をかけてくれました。そして、手伝ってくれました。わたしはとても助かりました。こんな親切な日本人に会えてとても嬉しかったです。
「わたし」は何に困っていたのか。1郵便局は込んでいたこと 2並んでいた人が多いこと 3局員が助けてくれないこと 4日本語で書けないこと
43去年の春、次男は大学を卒業し、希望していた会社に入ることができた。会社は東京にある。東京に行く日、生まれ育った京都を離れる息子を京都駅で送り、息子は「行ってきます」とだけ言って列車に乗り込んだ。寂しさと息子を心配する気持ちのまま家に戻って郵便箱を開けると、切手のない封筒があった。息子が置いていった手紙だった。夫と私への感謝の気持ちが書いてあった。「心配しないでください。」「育ててくれてありがとう」。息子から初めての手紙、そしてその気持ちに、涙が止まらなかった。何で「涙が止まらなかった」のか。1息子の手紙を読んだこと 2息子が京都を離れたこと
3息子が切手を貼らないで置いて手紙のこと
4息子が声もかけないで手紙を郵便箱に置いたこと
44日本では、一九八〇年ごろから、結婚しない人が増えてきたが、一九九五年の調査によると、結婚しない人の割合は、非常に多くなっている。男性は十人に一人が、女性は二十人が一生結婚しない。以前は、日本人は誰でも結婚するのが当たり前だった。ところが、一九九五年には、二十五歳から三十歳の女性の半分が結婚していない。だれでも結婚するのが当たり前だとか、女性は、早く結婚しなければならないという考え方は、ずいぶん変わってきた。今後は、日本の家族の形も変わっていくだろう。男女の結婚事情に合っているのはどれか 1一生で結婚しない男性が女性より多い 2一生で結婚しない女性が男性より多い 3、30歳になったのに、結婚していない男性は女性より多い 4、30歳になったのに、結婚していない女性は男性より多い
在日本,1980年左右开始,不结婚的人增加了,1995年的调查显示,不结婚的人的比例,非常多。十人中有一个人是男性,女性有二十人一辈子不结婚。以前,日本人谁都结婚是当然的。然而,1995年,二十五岁至三十岁的女性的一半没结婚。谁都结婚是理所当然的,或是女性,必须早点结婚的想法,有很大的改变了。今后,日本的家庭的形式也发生了变化。男女的结婚情况相符的是哪一一辈子不结婚的男性比女性多2一辈子不结婚的女性比男性多3,30岁了,却没有结婚的男性比女性多4,30岁了,但是不结婚的女性比男性多
2005年から日本の人口はどんどん減ってきた。これは結婚年齢が高くなったことや、女性が社会に出て仕事をしたりすることなどの影響で、一人の女性が作る子どもの割合が年々少なくなっているからである。これからも日本の人口は減っていくことが予想され、2052年には、65歳以上の人割合が40%になり、国民の2.5人に1人が高齢者という社会になるだろう。子どもを作りたいという若い夫婦、特に女性が増えるような環境を作ることを急いで考えなければならない問題ではないだろうか。これから日本の人口はどうなるか。1、2052年からだんだん増えてくるだろう 2、2052年には増え方が大きくなるだろう
3、続けて少なくなっていくだろう
4、少しずつ多くなっていくだろう
从2005年开始日本的人口不断减少。这是结婚年龄高了的事和,女性在社会上工作做等的影响,一个人的女性做孩子的比例逐年减少的。今后日本的人口减少的预期,2052年,65岁以上的人占40%,成为国民的2.5人中有1人高龄者的社会吧。孩子想制作的年轻夫妇,特别的女性增加了这样的环境做急忙必须考虑的问题吧。今后日本的人口是怎样的呢?。1,2052年开始渐渐增多了吧2,2052年增加更大呢3,继续变少吧4,一点点变多了吧
46家の近くの呑川の岸で、サクラが満開です。たくさんの人は花見に来ました。みんなが帰るころ、私は友だちといっしょに呑川へ行きました。すると、水の中や川辺に、空き缶やタバコの箱がたくさん落ちていました。ゴミは持ち帰るはずなのに、なぜ落ちているのかな、と思いました。このままだと、水が汚くなってしまうと考えました。そこで、友だちといっしょに手で拾うことにしました。靴が濡(ぬ)れたけれど、水へ手を伸ばしました。汚い物が多く、気分が悪くなりそうでした。そして大変でした。でも、川がきれいになり、私も嬉しくなりました。
「このまま」とあるが、どういうことか。
1、ゴミを川に捨てること
2、多くの人が花見に来ること
3、川に落ちたゴミを拾わないこと
4、みんなでゴミを持ち帰らないこと
家附近的吞河边,樱花盛开。有许多人来赏花。大家回去的时候,我和朋友们一起去了吞河。于是,水里和河边、空罐、一盒烟落下很多了。把垃圾带回家吧,但为什么掉下来的呢。这样下去,水太脏了。于是,和朋友们一起手拾起了。鞋濡湿分辩能什么深(不)了,但对水伸出手了。脏的东西很多,不舒服。然后够呛的。但是,河流变得漂亮,我也变得开心了。“这样”,怎么回事?。1,垃圾河舍弃2,很多人来赏花的事3,掉到河里的垃圾捡不4,大家不要把垃圾带回
47私は犬があまり好きではなかった。だから、母と妹が、犬を飼うと言う出したとき、迷わず反対の意見を言いました。今から、十年ほど前のことである。犬がかわいいけど、汚い感じがするので嫌だった。でも私の留守の間に、母が家の近くの人から子犬をもらってきてしまった。私は、犬の世話はしないよと、いやいやながら承知した。父は仕事で出張していたので、電話でそのことを言っただけだった。
母はいつ子犬をもらってきたのか。1「私」が家にいないとき
2「父」が出張しようとするとき
3近所の人の家で子犬が生まれたとき 4「私」がいやいやながら承知したとき
我是狗太喜欢了。所以,妈妈和妹妹,养狗说出来的时候,毫不犹豫地说了反对的意见。从现在开始,十年前的事了。狗可爱,不过,肮脏的感觉厌恶。但是我不在家的时候,母亲在家附近的人开始小狗得到了。我的狗,照顾不做哟,勉强答应了。爸爸工作出差了,所以用电话只说了那件事。妈妈是什么时候小狗拿到了吗?。1“我”不在家的时候2“父亲”打算出差的时候3附近的邻居家小狗出生4“我”勉强答应了的时候
48猿は猿、ペットはペットだ。ペットは動物だけど、猿はペットではない。しかし、猿に餌をやる人は、猿をペットだと思って、食べ物をやることで、楽しい気分になったり、いいことをしたような気持ちになったりする。猿に餌をやる人が、猿に「どうしたの?」と聞いたり、いっしょに来ている人を猿の横に立たせて楽しそうに写真を撮ったりする。それはペットと思っている原因だ。猿は人に触らずに暮らすのが自然の姿ではないだろうか。この人は何を言いたいのか。
1、猿とペットは同じ動物ではないだろうか
2、猿をペットと同じように見てはいけない
3、餌を猿にやったりするのは楽しいことだ
4、人が猿といっしょに暮らさないほうがいい
猴子猴子,宠物,宠物。宠物的动物,但猴子宠物。但是,猴子喂食人,认为猴子宠物食物,做的事,快乐的心情了,或是好事情了一样的心情。猴子喂食人,猴子:“怎么了?”听说,或同来的人是猴子的旁边站着开心一起拍照。那是宠物认为原因。猴子人不去碰生活的自然的姿态吧。这个人是想说什么。1,猴子和宠物一样的动物吧2,猴子宠物一样不可看的3,食物猴子做是愉快的事情4,人和猴子一起相处不好
第四篇:日本语敬语(推荐)
最近のビジネスパーソンには、指示や連絡を受けたときの返事として「了解」、「了解です」という言葉を使う人が多いようです。しかし、「了解」というのは、「相手の考えや事情を分かった上で、それを認める」という意味のある言葉。本来は、部下が上司に「15分遅れます」と連絡したときに上司が「了解」と言うように、上から相手を見て許す場吅に使うものです。目上の人への返事としては、「かしこまりました」、「承知いたしました」が最適。それでは少し堅すぎると感じる場吅には、シンプルに「分かりました」でもかまいません。
「~になります」というのは、基本的には「今日は夜から雨になります」というように、物が変化していくことを表す言い方。敬語と勘違いして使っている人が多いのですが、正しい敬語ではなく、日本語としておかしな表現です。正しい言い方は「お手洗いは、突き当たりにございま す」。「ございます」は丁寧語で、「です・ます」をさらに丁寧にした言い方です。「~になります」を癖にしてしまうと、「~にございます」という正しくき れいな敬語を使う機会がなくなってしまうので、使わないようにしましょう。
「ご苦労様です」は、一見、丁寧なようですが、実は目上の人が自分より目下の人や、雇い主が従業人に向かって言うねぎらいの言葉なので、上司に向かっていうのは失礼です。上司に「ご苦労様」と言われてもそのまま返さないように気をつけましょう。基本は「お先に失礼いたします」、「お先に失礼させていただきます」でOK。「特に何もないようでしたら、お先にさせていただいてもいいですか?」 というように「何かあればお手伝いします」というニュアンスをこめた言い方をすると、より丁寧になり、やる気も伝わります。
「すみません、用事があるので行けません」も日本語として間違いというわけではありませんが、いきなり謝罪から入ると、嫌がっているような印象を与 えます。言い方によっては、上司は気を悪くするかもしれません。断るときには、まず感謝の言葉で入り、最後にまた誘ってほ しい気持ちを表すと失礼にならず、好印象を与えることができます。
これと似たケースで、残業を頼まれたときに断りたい場吅には、「やりたいのはやまやまなのですが、ちょっと別 の仕事がありまして。明日であればできます」というふうに、やる気と代案を示すといいでしょう。总结:
ビジネスシーンでは目上の人に敬語を使うのが基本。しかし、社内では、部長など地位の高い上司には丁寧な敬語を使って、仲の良い先輩には少しくだけた言い方を使うなど、その人との距離感によって使い分けも必要です。相手が上司でも、飲み会の席でもずっと敬語で押し通していると、なかなか距離が縮まらないもの。
できる人は、まず飲みに誘われたとき「本当ですか?お供させていただきます。ありがとうございます」ときちんとお礼を言いますが、飲み会の席では「だから部長、そういう考えは古いんですよ」などと平気で言います。そして、解散するときには「本日は、大変ごちそう様でした。いろいろ失礼なことを言いました」としっかり締めます。そんなふうに状況に応じてうまく言葉を使い分けると、上司に可愛いと思われるものです。
1、お知り吅いになれて大変うれしく思います。
——非常高兴能认识您。
4、御社(おんしゃ)の友好なご協力を期待しております。
——我们期待着贵公司的友好吅作。
7、会社からの委託で、私が皆様と具体的な商談を進めることになっております。
——受公司委托,由我来和各位洽谈具体的业务。
9、値段については、値引き方をもう一度ご検討いただけませんでしょうか。
——价格方面,贵公司能否再次考虑调整一下折扣的比率呢?
19、当方としては、商談が円満にまとまることを心から願っております。
——我们衷心期待着洽谈圆满成功。20、お聞きとどけいただければ幸いです。
——如蒙应允,不胜荣幸。
22、長年(ながねん)のご愛顧(あいこ)を賜(たま)わりながら、ご希望にそうことができず誠(まこと)に申しわけございません。
——承蒙长期惠顾,此次却没能满足贵公司的期待,十分抱歉。
23、大変お世話になりまして、誠にありがとうございました。
——承蒙惠顾,深表谢意。
24、今後ともよろしくご愛顧くださいますよう、お願い申し上げます。
——今后仍望惠顾关照。
2、いただく(貰う)
いただく可以说是最常用的敬语之一,日本人吃饭之前的那句“いただきます”想必大家都知道吧,“いただきます”就是“いただく”的ます形。根据作用对象的不同,“いただく”可以分为两种形式哦。“ていただける”:ていただく的能动态。用法同てもらう一样,只是更礼貌,更委婉些的表达方式。例:先生が教えてくださいました。/老师教给了我。
先生に教えていただきました。/我请老师教给了我。
从中可以看出“ください”和“いただく”仅仅是主语不同。意思是一致的。
“させていただく”:是由使役助动词“させて”+“いただく”构成的。表示请求别人允许做某事,是最为恭敬的一种表达方法。
例:今日は休ませていただけませんか。/今天能让我休息吗?
今日は休ませていただきます。/ 今天请允许我回去休息。◆ふさわしくない宛名 不适当的称呼 ○○社長様、○○部長様
「社長」や「部長」には敬称が含まれますので、「○○社長」でOK。もしくは、「社長の○○様」とするとよいでしょう。正しくは「○○部長」。
「部長」などの役職名は敬称なので「様」は付けない。
“社长”、“部长”已经包含了尊敬的语气,直接称呼“○○社长”就OK了。如果是“社長の○○様”这样说也是可以的。正确的称呼应该是“○○部长”。
“部长”等职称已是敬称,因此不需要加上“様”。○○ご担当者様各位、ご担当各位様
正しくは「ご担当各位」もしくは「ご担当者様」。
「各位=みなさま」という意味の敬称で「様」が含まれています。正确的说法应该为“ご担当各位”或者是“ご担当者様”。“各位=大家”包含着“様”的尊敬意味。◆上から目線になる表現 高高在上的表现
◆間違った重複表現 弄错的重复表达
「自愛」には「体を大事にする」という意味が含まれているので、「お体を」とすると重複表現になる。謙譲の「お~いたします」ですむところを「申しあげます」を取り入れらところで二重敬語になっている。
「拝」にすでに敬語表現(謙譲)が含まれ、「いただきました」という敬語表現(謙譲)が使われている。
「ご覧になる」は「ご~になる」で尊敬語なので、さらに「られる」を付けるのは間違い。「お越しになる」は「お~になる」で尊敬語で「られる」は必要ない。“自爱”包含有“注意身体”的意味,加上“お体を”意思就重复了。
作为谦语的“お~いたします”换成“申しあげます”就变成双重敬语(意思重复)了。“拝”已经包含了敬语的表达,“いただきました”也是作为谦语来使用。
“ご覧になる”是采用“ご~になる”的敬语形式,在之后若再加上“られる”就错了。“お越しになる”是采用“お~になる”的敬语形式。“られる”就不需要了。
※ご覧になる/看(敬语)...いただく/请别人为我做某事 1.すみません。企画書、ご覧になりますか/不好意识,你要看企划书吗? 2すみません。企画書、ご覧になりますか/不好意思,能请您看看企划书吗?
第五篇:日本语原文
日本語原文
水は、人間の生命、生活に欠かすことができない資源であると同時に、経済・産業・文化等各般の活動を支える重要かつ基本的な資源である。この水の供給は、これまで河川、地下水、ダム貯水池、湖沼などからの取水によって行われてきた。現状において水不足に悩む地域が多数存在するだけでなく、人口の増加、経済活動の活性化等により、ますます水不足が進行することが予想されている近い将来においては、さらなるダム開発・河川取水による水資源開発はますます困難となり、河川や森林など自然環境・生態系へ影響を与える環境悪化の問題も生じてくるであろう。このため、従来の水資源開発が困難な地域や既に開発し尽くした地域にとっては、今後、従来の水資源開発とは異なる海水(かん水)淡水化、廃水再生利用、水利用の合理化(節水)などの非在来型水資源開発が重要になってくるものと考えられる。
我が国においては、水資源の確保や安定供給、さらに環境保全の観点から非在来型水資源開発技術の開発・導入に従来から取り組んできているため、本稿においてはその概要を紹介したい。2.海水淡水化
2-1.海水淡水化プラントの普及状況
世界の海水淡水化プラントの地域別設置状況を図1に示す。海外においては、中東地域を中心に水道用水源、工業用水源として普及が進んでおり、2001年末現在で、生産水量は3,238万m3/日に達している。地域別に見ると、最大のユーザーは中東産油国(49%)、次いで米国(約16%)となっている。また、方式別に見ると図2のとおり逆浸透法(Reverse Osmosis:RO)が1,533万m3/日(約47%)、蒸発法が1,531万m3/日(約47%)と、2方式でほとんどを占めている。従来蒸発法が一般的であった中東産油国においても、今後は省エネルギーでコスト面に優れる逆浸透膜法海水淡水化が他の地域と同様主流になると考えられる。逆浸透膜を使用した世界最大級の海水淡水化プラントとしては、トリニダード・ドバコのポイント・リサの136,000m3/日(2002年から稼働)が挙げられる。2-2.国内における普及状況
我が国においては、海水淡水化プラントは、これまで主として離島の水道用水源、工業用水(主として発電所ボイラー用水)に利用されてきた。
水道用水源としては、逆浸透法プラントが主である。工業用水についても、以前は蒸発法が多数用いられてきたが、近年は逆浸透膜法プラントの導入が進んでおり、その省エネルギー性等から海水淡水化方式の主流となりつつある。
造水能力でみると、2004年3月末現在、生活用水用54事業70基、75,771m3/日(10m3/日以上)、工業用水用14事業51基、74,906m3/日(1,000m3/日以上)となっている。